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※記事内で紹介している情報は2016年5月時点のものになります。現在は変わっている可能性がありますのでご注意ください。


☟前回の話

ロシア旅行記2016【4日目】

ロシア旅行記2016【4日目】

ヴェデンハ(ВДНХ)という超巨大公園に行きました。

本日のメインはベルニサージュ市場。からの夜行列車!

ベルニサージュ市場(イズマイロフ市場・イズマイロフスキー市場と呼ばれることも)は、ジャンルを問わない様々なものが並ぶことで有名なクラフトマーケットです。

マトリョーシカやホフロマ塗のうつわといったロシアの工芸品はもちろん、衣類やスリッパといった日用品、机やいすなどの家具、絵画、絨毯、おもちゃ、食品、お酒など、いろんな”ロシア”を楽しむことができるカオスで楽しい観光スポットとなっています。

かくいう私もお土産を買うならここで何か探そうと決めており、この日の朝はこれまでの数日とはまた違うわくわくを感じていました。

しかも夜は、もう一人の友達のカタリナに会うため夜行列車に乗ってサンクトペテルブルクに行く予定があるため、わくわくもひとしお。

楽しみなことが盛りだくさん、今日も忙しい一日になりそうです。


アルバート通り

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まずはアルバート通りに来ました。ここはモスクワで有名なお土産ストリートで、歩行者天国になっている通りの左右にはお土産屋さんがずらりと並んでいました。(値段は高めです)

写真がないのですが、似顔絵を描いてくれるアーティストとか怪しい露天商みたいな人もいて歩いているだけでも楽しかったです。

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多くのお土産屋さんの中で、もっとも印象に残ったお土産屋さん。結構きちんとした見た目のお店が多い中、ここはあまりにもコテコテで悪い意味で目立っていましたw

せっかくなので、店先に出ているものをちょっと見せてもらいましょう。

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マグネット。

プーチン大統領、チェブラーシカ、あとは…映画のワンシーンぽいけどなんだろう。

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マトリョーシカデザインのチェス。

ロシアに来てから「お土産のチェス」を見かける機会が多いなあと思いました。日本土産だとまずチェスとか見かけないので、文化の違いを感じます。

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ポスターだったかTシャツだったか、ちょっと忘れちゃいましたがプーチン大統領がプリントされたいろいろ。

どれも値段が書かれていなくて、知りたければ店内に入って店員に尋ねるスタイルのようでした…

でもアンナにこの店はいやな予感がします!と言われ(笑)、見るだけ見て通り過ぎましたw

定価より高く売りつけてきたり、がらくたみたいなものに高値を付けているお店もあるようなので、お買い物の際には気を付けましょう。

お昼はドーナツ

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「ダンキンドーナツ」っていうドーナツ屋さん。

聞いたこともないお店でしたが、昔は日本にもあったそうです。1998年に撤退してしまったそうで、現在は在日米軍基地内にのみ店舗があるのだとか。

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見た目がかわいい。(そして絶対甘い)

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チョコがけのドーナツとこのソーダのドリンクを買いました。

ドリンクはおいしかったけど、ドーナツは予想通り甘すぎて私の口には合いませんでした;;

ツォイ・ウォール(ステナ・ツォヤ)

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ソ連時代の伝説的なロックスター、ヴィクトル・ツォイの哀悼の場所。

日本人からするとまったく馴染みがない方ですが、ちょっと音楽に興味のあるロシア人ならだれでも知っているような超有名人です。

その他、通りで見かけたもの

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広告看板を背負って立っている人。日本だとこういうの見かけないので珍しくて撮りました。

挟まれているその見た目からサンドウィッチって呼ぶらしいですよ。

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なんの集団だったのか今でもわからないのですが、ダンスする人たち。楽しそうでした。

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お金入れると動くタイプのストリートパフォーマー。

私もお金入れたけど、ちゃんと動いてくれましたよ!動画を撮らせてもらえば良かったな。忘れちゃったんです。。でも初めて本物を見ることができてすごくうれしかったです^^

ベルニサージュ市場に到着

…という感じでアルバート通りをだらだら見て、電車に乗って、気づけばベルニサージュ市場に到着しました。

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なんともレトロなメルヘンで味わいがあります。

もともと遊園地だった場所を作り替えたそうで、たしかにそんな雰囲気ありますね。

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写真左の橋みたいな通路は封鎖されていて通れませんでした。なので下のゲートから入場。

中に入るとお店がぎゅうぎゅうとひしめき合っていて、お客さんも大勢いました。よーし、掘り出し物をみつけて、交渉してお得に買い物しちゃうぞ!

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これは入ってすぐ目の前にあったクッション屋さん。

機械刺繍だとは思うけどちゃんとした刺繍で、品質もなかなか良かったです。

真ん中のグレーの猫柄のやつがすごく気に入ったんですが、入場したばかりで大きな荷物を持つのもいやですよね。うーんどうしよう。

悩んだ末、帰る時までに売れ残っていたら買うねってお店の人に言って離れました。

どうか残ってて…!

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工芸品。上はジョストヴォ塗り、下はホフロマ塗り。(たぶん)

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塗り物いっぱい。

トレイほしかったけど、小ぶりなものでもなかなかお高かったです。いつかお金持ちになったら買おう…。

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トレイの下にはまたチェス。大量生産品みたいにピシっと綺麗なものが並んでいたけど、これも手作りだったのでしょうか…だとしたらすごすぎる。

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マトリョーシカたちです。

うしろの卵みたいなやつが最初なんだかわからなかったのですが、これもれっきとしたマトリョーシカなのだと教えてもらいました。

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鮮やかで素敵。

これ一個一個手作りしてるんだよなあ…と考えるとすごく心のこもった一品に思えてきて、愛しさを感じます。

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なんなのかわからなくてゴージャス卵って呼んでましたが、正しくはインペリアルイースターエッグという宝飾品のレプリカだそうです。すごく高かった記憶があります。

インペリアル・イースター・エッグ(英語:Imperial Easter Egg)は、金細工師ファベルジェによって製作された宝石で装飾した金製の卵型の飾り物のうち、1885年から1916年の期間にロマノフ朝ロシア皇帝アレクサンドル3世、ニコライ2世に納められたイースター・エッグ50個を指す。モスクワ・クレムリン宮殿の武器宮殿で見ることができる。

ウィキペディアの執筆者,2022,「インペリアル・イースター・エッグ」『ウィキペディア日本語版』,(2023年2月6日取得,https://w.wiki/5YX4
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マグカップ。

THE・ロシアなデザインなのは面白いけど、さてはネットで拾った画像を勝手に使ってるね…?という感じがありましたw

コップとかTシャツとか、少ロットからでも製作してもらえるようなアイテムは海賊品が多く、品質も悪いなという印象でした。

でもそういうのも含めてお土産なので、いちいち重箱の隅をつついてくる私はつまらん観光客かもしれません。

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ミリタリーショップ。

興味があったのですごく見たかったんですけど、見たら買わなきゃいけないみたいな雰囲気があってそばに近寄れず、遠巻きに眺めるのみになりました。

強い心が欲しい…。


2時間くらい散策をし、最終的に以下のものを購入しました。

  • 例の猫のクッション(残ってた!)
  • マトリョーシカがついたボールペン
  • マトリョーシカのキーホルダー
  • モンゴルの牛革スリッパ
  • 日露の友好旗ピンバッジ
  • 聖ワシリイ大聖堂柄のポーチ

クッション以外は家族や友人へのお土産です。買ったものはそう多くないですが、いろいろなお店を見て回るだけで買い物した気になれたし、満足感でいうとかなり高かったです!

アンナのおうち

ベルニサージュ市場を楽しんだ後は、アンナのおうちにお邪魔しました。

このあと夜行列車に乗ることになっているので、私の荷物を預かってもらったり、時間まで休憩させてもらうことになっていたので。

家にはアンナのお母さんがいて、日本から持ってきたお土産を渡したら喜んでくれました^^

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これはお母さんが出してくださったヴァレーニキというお菓子です。中にはさくらんぼが入っていて、甘いソースをかけて食べました。(今記事を書きながら調べたけど、ヴァレーニキは厳密に言うとウクライナ料理なのだそうです)

見た目はペリメニにそっくりなので間違えちゃいますよね。

ロシアでは肉とか魚が入っているお食事系がペリメニで、果物とか甘い具が入ってるお菓子系がヴァレーニキとして区別しているそうですよ。

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さらに、いちごジャムのブリヌイもいただきました。

旅行二日目にテレモクで同じものを食べましたが、アンナのお母さんのブリヌイの圧勝です。

「こんなに食べられないよ…!」と言いながら結局完食してしまいました。だっておいしくて。

駅に向かう

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アンナの家を出て、21時ころに撮った空です。今日もあかるくて綺麗な夏の空。

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駅に着きましたー。私たちが乗ったのはたしか上からの2番目の120っていう列車だったかな。

利用したのは4人部屋(2等客室)だったので、往路は私とアンナ+女性が一人という組み合わせで部屋を使いました。

相部屋の人と無理に話す必要はないですが、軽い挨拶くらいはしておいたほうがお互い気持ちよく過ごせるかなと思ってДобрый вечер(こんばんは)したら、笑顔で返してくれてうれしくなったのをよく覚えています。

その女性とちょっとだけお話して、私とアンナも寝床を作って横になりました。

正直全然眠くなかったんですが、こういう状況で誰か一人寝始めるとそれに倣わないわけにいかないので仕方ないですね。

サンクトペテルブルクに到着するまで約11時間の道のり、しっかり休んで英気を養おう。そう思い目を瞑るコショリでした。zzz。。。(眠くないといいながら一瞬で寝た)


【2023年5月6日追記】
寝台列車の料金は往路2283ルーブル、復路2211ルーブルでした。片道約4,000円、往復で8,000円くらいです。大体このくらいが相場だそうなので、利用する予定がある方はこのくらいを目安に考えておくといいと思います。

5月7日に訪れたところまとめ



この日の徒歩移動は5kmくらいでした。

連日すごく歩いていたので、5kmって聞いても全然大したことない距離だなと感じてしまいますね。