
※記事内で紹介している情報は2016年5月時点のものになります。現在は変わっている可能性がありますのでご注意ください。
☟前回の話

ロシア旅行記2016【2日目】
ロシア旅行2日目。クレムリン散策で全身筋肉痛。
本日のメインは聖ワシリイ大聖堂とモスクワ川クルーズ
今朝の空は曇天でした。
雨が降りませんように…なんて考えながらアンナとホテル前で合流して(というか滞在中毎日迎えに来てくれた優しいアンナ)、さっそく出発しました。
聖ワシリイ大聖堂はホテルから歩いてすぐなので、まずはそちらに行くため赤の広場へと向かいます。

赤の広場に入ったところで周囲からワッと歓声が上がり、空を見上げるとあらまあロシアなカラースモークが。
これは4日後に迫った戦勝記念日に向けてのリハーサルで、この朝はたくさんのヘリコプターや飛行機が赤の広場上空を旋回しどこかへ去っていく姿を見ることができました。
聖ワシリイ大聖堂

飛行機の爆音を頭上に聞きながら聖ワシリイ大聖堂に到着。
独特な色彩は唯一無二で、まるでおもちゃのようなのに洗練された品がありますね。一言でいうと、つまりかわいい。
さて、気になる内部はこのような感じになっていました。
↓




こんな壁画が描かれていたなんて全く知りませんでした。あの外観にしてこの内装ありってくらい、トータルコーディネート完璧なデザインじゃないですか。
当然ながら見どころは壁だけではありませんので、一歩踏み込めば多くの調度品や彫刻を楽しむことができます。
私もたくさん写真を撮ったのですが、いかんせん枚数が多いので以下にいくつかを抜粋してお届けしたいと思います。

こちらはイコノスタシスです。美術史で勉強して聞いたことはあったけど、本物は初めて見ました。
イコノスタシス(iconostasis、「聖障(せいしょう)」と訳される)とは聖所(せいじょ・内陣)と至聖所(しせいじょ)を区切る、イコンで覆われた壁である。正教会と東方諸教会の聖堂で用いられる。日本正教会ではロシア語の"иконостас"(イコノスタス)に準拠し「イコノスタス」と呼ばれる事が多いが、ギリシャ語(εικονοστάσιο)・英語(iconostasis)に由来する「イコノスタシス」の表記も用いられる。
2023年1月17日取得,「イコノスタシス」『ウィキペディア日本語版』 (https://w.wiki/6ESH)

こちらも同じくイコノスタシス。

描かれているのはおそらく最後の晩餐ですね。

聖具と呼ばれる黄金の調度品。17世紀に造られたものだそうです。

日本の様式とまったく異なる見た目に感動し、きょろきょろ見渡していたら…

天井に、いらっしゃった!

主(?)はいつもあなたを見ていますよ。みたいな声が聞こえるような、聞こえないような。

既視感があると思ったらうずまきソフトのバニラ&チョコでした。
私は宗教のことはまったく詳しくないですし、難しい話は正直よくわかりません。
でもここはそんな私でも身も心も浄化され、 神聖な気持ちなるような… そんな不思議な場所だったと思います。
この時は建物を見るのに夢中で時間が足りなくなってしまったので、次のチャンスがあればじっくりと調度品を見てみたいです。
マクドナルドで軽く食べる

何回登場するんだという感じですが、これは初日におなかを空かせながら歩いた例の橋です。
この時もおなかが空いており、私の中でこの橋は空腹の記憶と結びついています。なんて苦い思い出を持つ橋!
とはいえ3日目ですし、私もさすがにおなか空いたって言えるようになってました!なのでこの時はすぐにどこかお店へ入ることになりました。

行ったのは安定のマクドナルド。マクドナルドって本当にどこで食べても同じ味なのすごいですね。
このあともまだまだ歩く予定だったので、食べ過ぎておなかが痛くならないように少しだけ頼みました。
軽く食べたあとは次の目的であるモスクワ川のクルーズへ向かいます。
電車で移動

クルーズはちょっと遠いところに乗り場があるので、電車で移動します。確か赤の広場の近くにある、テアトラリナヤ駅から乗ったのだったかな?
初日に使った時も感じたことですが、ロシアの電車ってすごく揺れるし音も大きくてちょっと怖いんですよね。。ソビエト時代から使われている車両が今も普通に走っている(ほんとかな!?)そうなので、仕方ないのかもしれないけど…。

目的地のキエフスキー駅に到着。
駅を出るとほとんど目の前にモスクワ川があり、河川特有の香りを感じました。臭いわけじゃなくて、空気が湿っているような感じです。
うまく説明できませんが気持ち良い匂いでした。

私たちが乗る船は川の反対側に乗り場があるとのことだったので、まずは橋を渡りました。

朝は曇っていた空もすっかり晴れましたね。よかった。
モスクワ川クルーズ開始!
橋を降りて少し歩いたところに乗り場があり、チケットを購入し船に乗りました。クルーズの始まりです!
ちなみにですが、河岸には船着き場が無数にあってどこからでも気軽に乗れるし、降りるときも好きなところで自由に降りていいんですよ。
バスや電車に乗るのと同じような感覚で乗船できるので、観光客だけでなく地元住民にとっても欠かせない移動手段となっているみたいですね。だって便利ですもの、納得です!
ただのマンション

船が動き始めてすぐ目にはいった建物。
あまりにも堂々たるたたずまいなので、〇〇宮殿とかそんな感じの何かだろうなと思っていたんですけど、調べたらただのマンションでしたw
モスクワ・シティ

すごい。未来都市みたい。ここだけ車が空飛んでたりしそう。
モスクワ・シティ(ロシア語: Москва-Сити)ことモスクワ国際ビジネスセンター(Московский международный деловой центр、略称 ММДЦ)は、ロシアの首都モスクワ中心部(プレスネンスキー区)における都市再開発プロジェクトおよび地域の名称である。
「モスクワ・シティ」『ウィキペディア日本語版』,(2023年1月18日取得,https://w.wiki/6EeX))
1992年モスクワ市政府によって企画・立案された。ロシアにおいて最大規模の商業・業務・住宅・娯楽複合施設の建設を目指している。
スダニエ・プレジジウマ・ラン

ロシアの多くの科学組織が入っている建物です。
別名「黄金の頭脳」とも呼ばれているそうで、そういわれると脳みそに見えないこともない。
オフィス×ピンク

外国っぽい色で素敵だなと思った場所です。
レストランやホテル、オフィスが入っている一般の建物群でした。
ロシア国防省

とんでもなく 巨 大 でした…!
戦勝記念日が近いせいか、軍事車両がたくさん停まっていたり軍服を着た人が大勢いたり、遠目から見ててもちょっと緊張しました。
ピョートル大帝像

ロシアにおける海運(海上輸送)と造船の礎を築いた人であり、ロシア海軍を設立した人であり、初代ロシア皇帝となったピョートル 1 世がモチーフにした像です。
モスクワの創建850周年を記念し1997年に建立されました。
なんと高さは98m、重さは約1,000トンもあるそうです。よく作りましたよねこんなの…

この方がピョートル大帝です。手に持っている黄金の巻物は航海図でしょうか。
ピョートル大帝は船好きだったそうなので、これ以上ないほどにリスペクトした像なんじゃないかなと思います!
救世主ハリストス大聖堂

ロシア正教の教会で、建物内部は見学可能です。聖ワシリイ大聖堂のように宗教画や絵画が展示されているそうです。
この旅では船から眺めただけなので、いつか私も中に入ってみたいです。
クレムリン

なんか見たことある…と思ったら、それもそのはず先日行ったばかりのクレムリンでした。
真ん中のちょっと小さいのが生神女福音大聖堂、右が聖天使首大聖堂ですね。
左の緑屋根の建物がなんなのかは実はよく知らないんです。
軍人さんが何度も出入りしているのを見かけたので、クレムリンで働いている方たちのオフィスなのかもしれませんね。
スターリンの超高層ビル

モスクワの超高層ビル建設計画により建てられた高層ビルです。これまためっちゃくちゃに大きいです。
計画時点では全部で8つ作ろうってなっていたらしいのですけど、最終的には7つで終わってしまって、これはそのうちのひとつなんだそうです。
そして、この高層ビルを過ぎたあたりで船は方向転換し、来た道(河)を戻り始めます。どうやら折り返し地点までたどり着いたようですね。
ここまでは片道約12km、時間でいうと40~50分程度だったかな?
徒歩で訪れるには相当苦労する道のりですが、船の場合は座っていれば良いだけですから、気軽に多くの名所を見たい人にクルーズは特におすすめできると思いました!
(5月のクルーズはけっこう冷えるので、念のため上着を持って行くと安心ですよ◎)
…そんなこんなで私たちはピョートル大帝像のあたりの船着き場で降りました。そのあとは定番のお散歩。のんびりホテルの方向へ歩きながら散策を楽しみました。
夜ごはんは丸亀製麺でうどん

ホテルへの帰り道、夜ご飯を食べるために丸亀製麺に入りました。実家に帰ってきたかのような安心感…。
※残念ながら丸亀製麺は国際状況の悪化を鑑みて2022年の3月でロシアからすべて撤退しています。

アンナ味噌うどん、わたし釜揚げうどん。(ほぼ素うどん)
せっかくロシアに来ているのになんでこんな残念な夕食なのかというと、疲れすぎて食欲がなかったからですw
船を降りてから2時間くらいずっと歩いていましたし、連日の疲れもたまっていたのか、胃が消化に良いものしか受け付けてくれなくてね…しょぼしょぼ。
肝心のお味は日本で食べるものと完全に同じでした。マクドナルド同様、マルカメもどこで食べてもマルカメでおいしかったです。(disってないですよ)
この日は21時半頃にホテルに帰りつき、泥のように眠りました…。
5月5日に訪れたところまとめ
この日は8.5kmくらい歩きました(船で移動した距離はもちろん除いています)。
運動不足のせいで体が痛くなるのは困りものでしたが、基本私は散歩が好きなので、街ぶら自体は毎回とても楽しんでいました^^
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