
旅行写真どんどん載せていきますね。
漫画は描くのが遅くて間に合っていないので、いつか完成させたら載せようと思います!(多分描かないパターン…)
※記事内で紹介している情報は2016年5月時点のものになります。現在は変わっている可能性がありますのでご注意ください。
☟前回の話

ロシア旅行記2016【1日目 後編】
ロシア人の「ちょっと歩く」は全くちょっとじゃない説。
本日のメインはクレムリン
旅行二日目、この日はモスクワの中心部にあるクレムリンを見るのがメインイベントでした。
ホテル前でアンナと待ち合わせをして、さっそく出発します。

良い天気です。よかったよかった。
このレンガ色をした建物はスタラヤ・バシュニャという名前のレストランです。かつてロシア皇帝が食べていたロシアの伝統的な王室料理を提供しているそうです。

スタラヤ・バシュニャ前の広場には3体の大きなオブジェが飾られていました。
これはロシアの英雄叙事詩ブィリーナに出てくる主人公3人組で、「3人の勇士」とか「英雄たち」と呼ばれている絵をもとに作られたものなんですよ。
↓元ネタはこんな絵。
Wikipediaから引用
比較してみて初めて気づきましたけど、なかなか再現度が高かったのですね。すごい!

ロシアで有名なお菓子メーカー、アリョンカの路面店を見かけました。
チョコが一番有名だと思うけど、ビスケットやキャラメルなんかもあります。
特にビスケットは業務スーパーで購入できるコスパの良い輸入お菓子として、2021年くらいにネットで話題になっていた記憶があります。
私も買ってみたけど、まだ記事を書いていないのでこれもまたいつか。

例の擬態するシート。

道中でロシアの有名人、もといただのそっくりさんを見かけました。写真に撮られるのが仕事の方たちなので、顔隠さなくていいかなと思いそのままにしてます。
(左)わからない…多分おとぎ話の人?
(中)レーニン
(右)プーチン大統領
…です!観光客にしかうけないだろうけど、おもしろい商売だなあと思いました。

朝の赤の広場。
グム百貨店の大きさが際立ちます。約3万平方メートル以上の広さがあるそうです。

赤の広場を通り抜けようとしたとき、空がどんよりし始めました。これは一雨来るかもしれません。

噴水がたくさんある広場。
映えスポットなのか観光客でにぎわっていました。

こちらはクレムリンに隣接している公園アレクサンドロフスキー・サドです。
サドは庭という意味で、ここでは樹々や季節の花などを楽しむことができます。


庭師さんたちが手入れしてるおかげでこんなに美しい状態を維持しているんですね。
さ、ここまで来たらクレムリンはもう目の前です。
クレムリン到着!
まずはチケットセンターでチケット購入

無事到着し、チケットセンターでチケットを購入しました。
チケット購入についてはこちらの記事ですごくわかりやすく解説されています。

にわか雨があったため地面がちょっと濡れてます。モスクワの天気は変わりやすいので、折り畳み傘は必須です。
さて雨も上がったことですし、クレムリン散策気合い入れて行きましょう!
ツァリ=プシュカ

当時の皇帝(ツァリ)がクレムリンを守るため鋳造職人に作らせた大砲です。
設計ミスがあったため一度も使われなかったと伝わっていたようですが、最近の調査ですと一度だけ使われた形跡があると判明したそうです。
ツァリ=コロコル

1733年から1735年にかけて作られた鐘。
すぐ後ろに見える白い壁の建物がイヴァン大帝の鐘楼と呼ばれる建造物なのですが、もとはそこに設置するため作られました。
重すぎて持ち上げられなくなっちゃったのでこのままになったそうです。

ツァリ=コロコルは別角度から見ると一部がこんな風に欠損しています。
1737年に火災が起こったそうなんですが、消火活動中この鐘に水をかけたんですって。そしたら急激な温度変化により壊れてしまったそうです。
当時の人は修復を試みましたが、鐘の音が変わってしまうことを危惧し結局なにもしなかったそうです。
生神女就寝大聖堂

しょうしんじょしゅうしんだいせいどう、って読みます。ずっと「なまめがみ」だと思ってた…。
※間違えた読み方を記載していたので直しました!

イヴァン大帝の鐘楼に登って撮ってみました。なまめがみの存在感がすごい。
左下にある四角い建物はグラノヴィータヤ宮殿というレセプション会場で、国賓とか使節団とかが来た時に使う場所です。一般公開はしていないので中には入れません。ネットで検索するとゴージャスな画像が出てきますので気になる方は検索してみてください。
テレムノイ宮殿

ひとつ前の写真の奥に見える黄金の玉ねぎ群がこちらです。
ネット検索だとヴェルホスパッスキー・サボールとかパトリアルシー宮殿とかいろいろ出てきますが、テレムノイ宮殿であってるかな。ちょっと自信がないですが。。。
聖天使首大聖堂と生神女福音大聖堂

鐘楼に登ったまま、南西を向くと見える景色。
手前が聖天使首大聖堂、真ん中よりちょい右にあるのが生神女福音大聖堂です。

南側の景色。すっかり晴れました。

南東。先日おなかを空かせながら歩いた橋が見えました。結構長い橋だったんですね。
このあとは鐘楼を降りて、いま上から眺めたばかりの建物に順番に入りました。2時間くらいは見ていたと思いますが、それでも時間が足りないなと思うほど見どころが満載でした。
ふたたびお散歩

お散歩しながら移動。


うつくしい。。。。。

途中で軍人さんを見かけました。
一般人じゃないから顔隠さなくていいかな。

一糸乱れぬ行進はちょっとしたコピペのようです。

ここまで来たしもういいかな~!って思ったかどうかは知りませんが、最後はけっこう乱れてましたw

アンナが言うには、この日は結構空いていたそうです。たしかに、こう見ると人は多くないかも。
無名戦士の墓

クレムリン観光の最後の場所に選んだのがこちら、無名戦士の墓でした。
戦争で亡くなった身元不明の方々を英霊として祀るためにある場所で、ちょっと見えにくいのですが、写真中央あたりに死者を追悼するための永遠の炎も映っています。

私が行った時は多くの花が手向けられていました。
ふざけた気持ちで行くような場所ではないというか、厳粛な気持ちになる場所でした。
…とか言った直後にアレですが、衛兵の交代式はめっちゃくちゃかっこいいので一度でいいから見てみたいです。
あれ、これ見て思いましたけど、途中で見かけた軍人さんたちってもしや交代式を終えた方たちだった…?
もうすこし早く到着してれば見られかも?って思うとちょっと悔しいです。。
テレモクで遅いランチ

いい加減おなかも空いてきたのでランチにします。今回はテレモクというロシアのファーストフード店に入りました。
(奥)いちごジャムのブリヌイ
(中)ペリメニ、スィルニキ
(下)ボルシチ
安価でたくさんのロシア料理が試せるので、いろんなロシア料理を食べてみたいけどきちんとしたレストランだとハードルが高いなあって人におすすめのお店です。
味はお値段相応らしいですが、ジャムが甘すぎる点以外は気になることもなく、私はおいしくいただきました。

テレモクで腹ごしらえした後はグムに向かうため街中を歩きました。

いろんなお店が出てました。飾りがいかにも外国っぽくてかわいい。

朝には見かけなかったこんな催し物もありました。
スポンジ素材の柔らかい”剣”を持った人たちが赤いリングの上で戦っています。
中世の鎧を着て戦う「アーマーバトル」というものがあるんですが、それのカジュアル版かな?
向かって左の方が右の男性に挑戦してる風な感じでバシバシとやっていましたけど、勝ったらなにかもらえるのかな。
グムに到着

来ましたグム。
旅行二日目にしてすでに何回も見た外観ですが、中はまだ見たことがなかったのでどんな風になっているのかワクワクしながら入りました。

中も期待を裏切らないような豪華さ…!
高級ブランドからファストファッション、カフェ、グルメなど、ロシア土産は余裕で全部そろうほどに色々なお店が入っていました。(でも値段は高めなのであまりおすすめしない…)

ここでちょっと簡単にグムの説明をしますね。
グムのオープンは1893年にまで遡ります。帝政ロシア時代の最高建築であり、ヨーロッパで最大規模のデパートとして当時大きな話題を呼びました。
ソ連時代に突入した1928年にはスターリンの独裁政権下で国営化され、社会主義の豊かさを国内外にアピールをするためのショーケースとしての役割を担うようになります。
しかし1930年代には方針転換され、なんと全館閉鎖。秘密警察の拠点になったり、官僚の宿泊施設として使用されるものものしい期間が長く続きました。
その後、1953年にスターリンが亡くなると政府が百貨店としてのグム復活を決定します。そして内部の改修を50日間で行う荒業を成し遂げたのち、同年の12月24日に再びオープンさせ、今に至る…と、こんな歴史があったりします。
現在のグムは民営化され、御覧の通り世界の最高級ブランドが軒を連ねるショッピングアーケードになりました。低迷と混乱が続いた暗い過去なんて一切感じられないし程、連日多くのお客さんで賑わっているそうです。
参考サイト:

ロシアの歴史に翻弄された象徴的な場所、それがグム。そう考えるとこの場所への見方がちょっと変わってきませんか?すごい場所に行ったもんだなあと、私は改めて感動してしまいました。
そんなこんなでこの日はゆっくり中を見て、夜ごはんを食べて21時前に解散しました。
5月4日に訪れたところまとめ
この日はかなり歩き回ったので、軽く見積もっても8kmほど歩きました。驚愕。どこに行ってもそうだと思いますけど、観光って歩きますね…!
コメント
コメント一覧 (4)
ロシア旅行記、楽しく読ませていただいてます。長いものも楽しいです。
庭 コショリ
が
しました
グム…懐かしい!まだロシア語使えてた1987年夏に行きました。共産主義時代だったので、西欧の高級ブランドなんて全くなく。確か固〜いパンを買って、独特の精算システムで支払った思い出があります。買いたいものを店員に伝え、店員が紙に商品名や数量を書いたものを渡してくれ、それをレジに持って行ってお金を払ってから商品が受け取れたと記憶しています。
今のモスクワは全く変わったんでしょうね。たぶん今行ってももう30年以上前に行った時の記憶が薄れているから比較して「うわー、すごい変わった!」とは思わないでしょうが。
庭 コショリ
が
しました