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こんにちは、庭コショリです!

皆さんは国際結婚にどんなイメージをお持ちですか?

外国人パートナーとのあま~い生活を想像する方が多いかもしれませんが、実際の生活は乗り越えなければならない壁も多く、ロマンティックに満ちているばかりではないのです…!

今回は、自分の体験と周りの人から聞いた話をもとに、国際結婚で大変なことの9つをお届けしたいと思います。

#1 書類手続き全般

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地味にめんどくさいのが手続き関係です。

通常より多くの書類提出を求められることが多いため、時間、お金、書く手間などが余計に掛かってきます。

年に何度もあるようなものではないのですが、+αの負担がかかって来ることは知っておくべき事実だと思います。

#2 言葉の壁

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言葉の壁はもっともわかりやすい困難ではないでしょうか。

共通言語の習熟度が高いカップルでさえ、細かいニュアンスが伝わらなくてストレスをためてしまうことがあるので、そうでない場合は相当の努力と覚悟が必要になってきます。

日本人同士なら通じる空気を読むという気遣いも、外国人相手だと通じないことが多いので、思ったことはちゃんと言葉で伝えるのが大切ですね。

#3 食文化の違い

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食は人間の3大欲求の一つとも言われていますので、不満が溜まりやすい部分であるのは間違いないと思います。

だって1日3食365日、半永久的に口に合わないものを食べ続ける生活を想像してみてください。

よっぽど食に興味がない人以外は「無理!」ってなるんじゃないでしょうか…。

苦手な食材は使わないとか、相手の国の料理を覚えて作ってあげるとか。

そういった努力や工夫を求められた時、その場限りでなく継続して応えることができるのかを考えておくことは決して無駄ではないと思います。

#4 慣習の違い

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慣習の違いは日常生活でわかりやすく現れるので、些細なことでも戸惑いを生みやすいように感じます。

次第に慣れていくものだとは思いますが、どうしても無理というものに関しては自分たちなりの落とし所を見つける必要があります。

行動を強制することはせず、そしてお互いの文化は尊重しつつ。地味に忍耐強さが試される部分かもしれません。

#5 お金に対する考え方の違い

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国際結婚カップルが抱える多数の問題の中でも、金銭問題は特に上位に上がりやすいと言われています。

自分がよく聞く話では、夫婦共働きが当たり前の国では自分で稼いだお金は自分で管理するのが一般的なので、日本のお小遣い制って本当にありえない。という意見です。

また、個人主義が根付いている国では自分の幸せを優先するという考えが強いため、お金を貯金せずパーっと散在してしまうなんてことも。

気付いたときには口座にお金がなかった…なんてことも起こり得るので、お金の管理の仕方については必ずすり合わせておくべきでしょう。

#6 高すぎる帰省費用

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国際結婚の帰省は基本的にすごくお金がかかります。

パートナーの出身国にもよりますが、帰省と言いつつその実は海外旅行なわけですから、高額な費用がかかるのはやむを得ないのです。

#7 義実家との関係

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義実家問題は世界共通なので、国際結婚でも当然勃発します。

特に文化的な食い違いにより起こる問題は対処のしようがなく、相手の価値観をひっくり返しでもしない限りずっとついて回るため厄介です。

例えば、年長者を敬う意識が強い国では、何をするにしてもその人最優先で動かないといけないとか。

お金を稼いでいる人が家族を養うべきだと考える国では、先進国(日本)で働いている=お金持ちという発想のもと、多額の金銭を無心してくるとか。

本家の長男を未だ重視する国では、その嫁は召使いのようにこき使われるとか。

本当にこういったことが起こります。それが国際結婚なのです。

好きという気持ちだけで結婚したけど、もうむり我慢の限界!という状態にならないためにも、最低限相手の国の文化(結婚後家族とどういう付き合い方をするのか)を知っておくのは必要なことだと思います。

#8 家族や友人に気軽に会えない

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つらいですが、物理的な距離がある以上どうにもならない問題ですよね…。

とれる対策といえば、こまめに連絡を取るよう伝えるとか、できるだけ帰郷する機会を設けるとか、精神的なケアを十分にしてあげるとか、それくらいしかないのが歯がゆいですところです。

海外移住は不慣れなほど大きなリスクになるので、自分が行く場合でも迎え入れる場合でも、慎重に決断しなければいけないと思います。


#9 子供の教育方針

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どこの国で産むのか問題から始まり、なんの言語で育てるか問題、子ども自身のアイデンティティの問題、大きくなってからの進学問題など、国際結婚ならではの悩みは尽きません。

さらに言うなら国際結婚で子供がいて離婚した場合はハーグ条約が関わってきますので、話し合いがこじれた場合とにかくとんでもないことになります。(書いててしんどいので説明を放棄した!)



以上9選、いかがでしたか。

国際結婚は金銭的にも精神的にも負担が大きく、とりわけリスクが高いということがおわかりいただけたと思います。

今回は入りきらなかったのですが、宗教問題も忘れてはいけません。

人によりどのような壁に直面するかは異なりますので、いっときの感情に流されず、冷静に判断する目を持つことが重要なのだと思います。

とはいえ、結局のところ人と人との関係なのです。

国がどうのという前に、相手を尊重する気持ちを持つことが一番ではないかと感じます。

国際結婚の壁を乗り越えるための秘訣は、思いやりを持って接すること。それが原点にして究極だと、個人的にはそう思います。